ドイツの気候学者ケッペンは、植生にもとづいて、気候区をアルファベット名で分類しました。
・樹木が生育する
熱帯(A) 熱帯雨林(Af)気候 サバナ(Aw)気候
温帯(C) 温帯(温暖)湿潤(Cfa)気候 西岸海洋性(Cfb、Cfc)気候 地中海性(Cs)気候
冷帯(亜寒帯)(D) 冷帯湿潤(Df)気候 冷帯冬季少雨(Dw)気候
・樹木が生育しない
乾燥帯(B) 砂漠(BW)気候 ステップ(BS)気候
寒帯(E) 氷雪(EF)気候 ツンドラ(ET)気候
・高山(H)気候(ケッペンの気候区分にはふくまれない)
作業課題 気候区に好きな色を指定して、世界の気候区分図を塗ってみよう。
雨温図(1)
温帯の3つの気候区は、夏の様子に大きな違いがある。
温帯湿潤気候の夏は高温多湿で、熱帯雨林気候のようになる。
西岸海洋性気候の夏は、涼しくてすごしやすい。
地中海性気候の夏は、高温で乾燥し、砂漠気候のようになる。
雨温図(2)
寒帯では夏だけ湿地となり、こけ類がはえるツンドラの草原がある。
このこけ類は冬にかれるが、トナカイのえさになる。