最終更新日2026年6月13日
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世界史の歴史地図へのお誘い
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大学入試世界史歴史地図問題


イスラーム世界の成立

次の文章を読み、問に答えよ(名城大 改)。

 イスラーム教をとなえたムハンマドは、(ア)で生まれたが、622年に(イ)に移住し、ウンマを建設した。630年にムハンマドが(ア)を征服した後、アラブの諸部族はムハンマドの支配下に入った。
 ムハンマドの死後、イスラーム教徒は大規模な征服活動をおこなった。征服地には、軍事・政治拠点として、(ウ)が建設された。661年にムアーウィヤが開いた(a ウマイヤ朝)は、アラブ人イスラーム教徒による異民族支配を国家の統治原理としており、アラブ人の特権的な地位の下に支配が進められた。人頭税である(エ)は征服地の先住民だけに課され、(b イスラーム教徒)に改宗しても、免除されることはなかった。
 こうした支配に対して、非アラブ人による不満が生じたほか、アラブ人からの批判も出てきた。こうした人々の支持を背景に、アッバース家による革命がおこった。アッバース朝時代には、(c イスラーム法)がととのえられ、民族による差別が廃止された。
 アッバース朝は、第5代カリフの(d ハールーン=アッラシード)の統治時代に最盛期を迎えたが、その死後、868年にエジプトに建てられた(オ)朝などの、独立の小王朝がつぎつぎと成立し、カリフの権力は衰えた。946年にバグダードに入城した(e ブワイフ朝)は、カリフから大アミールに任ぜられ、アッバース朝カリフを傀儡化した。
 イスラーム教の伝播に大きく貢献したのは、ムスリム商人の活動であった。街道や都市には、隊商宿である(カ)が造られた。都市においてはバザール(スーク)のなかに位置することが多く、商業施設としての機能も有しており、ムスリム商人は(カ)を結ぶ交易で活躍した。さらにムスリム商人は、交易による利益をモスクや学院の建設にそそぎこむことによって、イスラームの文化の保護者としての役割も果たした。こうしたイスラームの文明は、特に都市において発展したが、さらにアラビア語文献の(f ラテン語への翻訳)を通じて、いわゆる12世紀ルネサンスを開花させることともなった。

問1 (ア)〜(カ)に入る最も適切な語句を答えよ。
問2 (a)の首都を答えよ。
問3 (b)について、非アラブ人のイスラーム改宗者を何というか。
問4 (c)の基礎とされる、預言者の言行を伝える伝承のことを何というか。
問5 (d)を主人公の一人とする、アラブ文学を代表する説話集を答えよ。
問6 (e)の時代に従来のアター制に変えて、軍人や官僚に、俸給に変えて分与地の徴税権を与えた。この制度の名称を答えよ。
問7 (f)が行われる中心となったスペインの都市を答えよ。
問8 バグダードの位置を、地図のA〜Dより選べ。

イスラーム世界の成立


答え
問1ア(     )イ(     )ウ(     )エ(     )オ(     )
カ(     )
問2(     )問3(     )問4(     )問5(     )問6(     )
問7(     )問8(  )


解答
問1ア(メッカ)イ(メディナ)ウ(ミスル)エ(ジズヤ)オ(トゥールーン)カ(キャラバンサライ)
問2(ダマスクス)問3(マワーリー)問4(ハディース)
問5(千夜一夜物語(アラビアン=ナイト))問6(イクター制)問7(トレド)問8(B)



(この歴史地図問題は『世界史歴史地図問題』に収録されています)