最終更新日2026年6月14日
日本史の歴史地図へのお誘い
大学入試日本史地図図解問題
−源氏の進出−
次の文章を読み、問に答えよ(上智大 改)。
11世紀に入り、開発領主たちは私領の拡張と権利の保護を目的として、退任した国司など土着した貴族に近づき、その郎党になったり、在庁官人となって勢力を拡大し、次第に地域の武士団を形成していった。とくに、中央貴族の系譜に連なる清和源氏や桓武平氏などが各地で頭角を現し、武家として無視できない勢力を形成しつつ、(1 以後の社会情勢)の注目点となってゆく。例えば、(ア)に土着していた(イ)とその子の頼光・(ウ)兄弟の活躍は顕著で、主に摂関家への奉仕と、その見返りとしての保護を受けながら勢力を拡大していった。
前後して、(2 海外からの不安要因)などもあり、武力の必要性を誇示する地方の武士団としてその(3 存在を注目されるようになった)彼らは、その武力を評価され、やがて中央に進出したが、特に貴族の系譜を継ぐ清和源氏や桓武平氏の一門は都でも重用され、軍事貴族としての武家を形成し、社会全体に大きな影響力を持つに至った。1028年に(エ)で(オ)がおこると、(ウ)はこの地域を平定し、一族の東国進出の基盤を確立した。さらに、(カ)国の豪族であった(キ)氏が国司と軋轢を繰り返していたが、(ク)は(カ)守になって現地に赴き、(ケ)国の豪族(コ)氏と協力して(キ)氏を滅ぼした。この事件を(4 前九年合戦)と呼び、1051年に始まり(サ)年に終結している。その後、これらの地で勢力を拡大していた(コ)氏一族に内紛がおこると、いわゆる(5 後三年合戦)が始まり、(カ)守であった(シ)が介入、藤原(ス)を助けて乱を収めた。この戦いは、1083年に始まり(セ)年に終結している。この結果、現在の岩手県平泉を中心にした奥州藤原氏の支配がこれ以後(ソ)年ほど続くことになる。
問1 文中の(ア)〜(ソ)について、それぞれ適切なものを選び、その番号で答えよ。
(ア) 1.山城 2.上総 3.播磨 4.近江 5.和泉 6.摂津
(イ) 1.源頼義 2.源満仲 3.源範頼 4.源経基 5.源為朝 6.源通親
(ウ) 1.頼信 2.義方 3.経基 4.成親 5.義朝 6.惟常
(エ) 1.常陸 2.上野 3.下野 4.上総 5.相模 6.武蔵
(オ) 1.藤原純友の乱 2.平忠常の乱 3.平将門の乱 4.平高望の乱 5.藤原秀郷の乱
6.平国香の乱
(カ) 1.出羽 2.陸奥 3.相模 4.安房 5.阿波 6.常陸
(キ) 1.片倉 2.安達 3.佐竹 4.安倍 5.陸奥 6.陣内
(ク) 1.源義朝 2.源為義 3.源頼義 4.源満仲 5.源経基 6.源義家
(ケ) 1.出羽 2.陸奥 3.蝦夷 4.常陸 5.武蔵 6.相模
(コ) 1.元原 2.大原 3.大衡 4.菅原 5.安原 6.清原
(サ) 1.1059 2.1060 3.1061 4.1062 5.1063 6.1064
(シ) 1.源頼義 2.源義朝 3.源義家 4.源義仲 5.源義親 6.源為義
(ス) 1.秀衡 2.元衡 3.泰衡 4.清衡 5.基衡 6.隆衡
(セ) 1.1086 2.1087 3.1088 4.1089 5.1090 6.1091
(ソ) 1.60 2.70 3.80 4.90 5.100 6.110
問2 文中の(1)について、それぞれ適切なものを答えよ。
(A) 文中の(イ)の人物がかかわった政治的事件を次より選び、その番号で答えよ。
1.薬子の変 2.安和の変 3.応天門の変 4.承和の変 5.昌泰の変 6.阿衡の紛議
(B) (A)の事件で排斥された人物を次より選び、その番号で答えよ。
1.菅原道真 2.伴善男 3.橘広相 4.橘逸勢 5.伴健岑 6.源高明
(C) (A)の事件が起こったのは西暦何年か、次より選び、その番号で答えよ。
1.842年 2.866年 3.887年 4.901年 5.969年 6.1019年
(D) (A)の事件とかかわりの深い人物を次より選び、その番号で答えよ。
1.藤原時平 2.藤原基経 3.藤原道長 4.藤原頼通 5.藤原良房 6.藤原実頼
問3 文中の(2)について、それぞれ適切なものを答えよ。
(E) 沿海州・遼の支配下にあったと考えられる女真族が博多湾に侵入して撃退された事件を次より選び、その番号で答えよ。
1.薬子の変 2.安史の乱 3.安吏の変 4.壱岐の来攻 5.渤海の侵 6.刀伊の入寇
(F) (E)の事件解決に功績のあった人物を次より選び、その番号で答えよ。
1.大江千里 2.小野篁 3.大友黒主 4.袴垂保輔 5.藤原保昌 6.藤原隆家
問4 文中の(3)について、それぞれ適切なものを答えよ。
(G) 地方の反乱として著名ないわゆる承平・天慶の乱のうち、決着の遅かった方を平定した主な2名を次より選び、その番号で答えよ。
1.藤原純友と平将門 2.藤原秀郷と平貞盛 3.源満仲と平良将 4.平貞盛と平良兼
5.藤原秀郷と平維衡 6.源経基と小野好古
(H) (G)の乱当時の天皇を次より選び、その番号で答えよ。
1.宇多天皇 2.醍醐天皇 3.村上天皇 4.冷泉天皇 5.一条天皇 6.朱雀天皇
問5 文中の(4)の事件を題材とした、最も著名な作品について説明した文章として適切なものを、次より選び、その番号で答えよ。
1.絵巻物で作者は常盤光長とされる。
2.絵巻物で作者は不明、鎌倉初期の成立で、全7巻が現存する。
3.歴史物語で四鏡の一つ、作者は藤原為経とされる。
4.歴史物語で四鏡の一つ、紀伝体で書かれている。
5.軍記物語で作者不詳、日本的漢文体で書かれている。
6.軍記物語でかな書き、読み聞かせを意識して作られている。
問6 文中の(5)の事件を題材とした、最も著名な作品について説明した文章として適切なものを、次より選び、その番号で答えよ。
1.14世紀に成立した絵巻物で飛騨守惟久による。
2.絵巻物で高階隆兼の筆とされる。
3.謡曲の一種で、当時の貴紳や武士に広く好まれた。
4.今様の長歌として作られたが現在では断簡のみが残る。
5.かな書きの軍記物語で、中世説話集の母体になったとされる。
6.和様漢文の軍記物語で、『将門記』との関連が指摘されている。
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答え
問1ア( )イ( )ウ( )エ( )オ( )カ( )キ( )ク( )ケ( )
コ( )サ( )シ( )ス( )セ( )ソ( )
問2A( )B( )C( )D( )問3E( )F( )問4G( )H( )
問5( )問6( )
解答
問1ア(6)イ(2)ウ(1)エ(4)オ(2)カ(2)キ(4)ク(3)ケ(1)
コ(6)サ(4)シ(3)ス(4)セ(2)ソ(5)
問2A(2)B(6)C(5)D(6)問3E(6)F(6)問4G(6)H(6)
問5(5)問6(1)
